100玉そろばんを知っていますか?
足し算を習う前の幼児期の子供の頃から
算数のセンスを身につけることができるアイテムです。
家庭で数の感覚を身につけておくと
小学1年生に入って足し算や引き算を習うとき
スムーズに取り組むことができます。
この記事では100玉そろばんの正しい使い方(教え方)を紹介します。
Youtubeなどの動画もありますが
ただ見るだけではなくお子さんと好きな時に
いつでも自分たちで学習できるように
子育て中の親御さんでもできる簡単な方法を紹介します。

小学校教員の夫から聞いた方法です。
私もマスターするぞ〜!
教員テクニック炸裂でいきますが
足し算を教える前段階の部分だけなので
ぜひご家庭で一緒にやってみてくださいね!
100玉そろばんの使い方【準備編】

我が家でおすすめしているトモエの100玉そろばんで説明します。
赤ちゃん期や小さい頃は身近に置いておき
手先を刺激するおもちゃとして使います。
お子さんが数に興味を持ってきたり幼稚園児に
なったりしたらそろそろ始めるサインです。
100玉そろばんの使い方①置き方
100玉そろばんの置き方は低い方を手前に、
高い方を奥に置きます。

玉は最初全て右側に置きます。
100玉そろばんの使い方②玉の動かし方
100玉そろばんの玉の動かし方は右から左です。

足し算など数字は左から書くので
それに合わせて玉も左に詰めます。
100玉そろばんの使い方と教え方【基本編】

では早速使ってみましょう。
はじめに使うときに大事なのは
『声に出してやること』です。
音読と同じく、声に出しながら読むことで理解を深めます。

親子で一緒に声に出しながらやりましょう
100玉そろばんの基本的な使い方は5つあります。
足し算引き算をする前にこの5つを押さえておけば
スムーズに導入することができます。
①1飛びで1つずつ数える
②10飛びで100まで数える
③5飛びで100まで数える
④2飛びで数える
⑤10の階段と10の合成・分解をセットで数える
100玉そろばんの使い方①1飛びで1つずつ数える
まずは基本の動作です。
右から左に1ずつ動かしましょう。

1から10までやったらOKです。
10までの数を5と5で色分けイメージしながら
「1、2、3…」と復唱します。

最初は親がお手本を見せてあげるといいですね
100玉そろばんの使い方②10飛びで100まで数える
1から10までできたら次は
10ずつの塊を意識させましょう。

玉を一気に10個左に動かして10ずつ数えます。
「10、20、30…」と順番に復唱します。
100までの数を50と50で色分けイメージしながら
声に出していきましょう。

手先を動かしながら1、10、100と
10進法の感覚を身につけます
100玉そろばんの使い方③5飛びで100まで数える
次は5飛びです。
5つずつ玉を左に動かします。

5飛びを練習する理由は10の構成が5と5で
できていることを確認し
玉を数えなくてもぱっと見て数がわかる感覚を養うためです。
100玉そろばんの使い方④2飛びで数える
5飛びの次は2飛びで数えます。

100までは多いので最初は10くらいまで練習し
できたら20まで、30までと数を増やしていきます。
100玉そろばんの使い方⑤10の階段と10の合成・分解をセットで教える
次に10の階段を復唱します。
10の階段は上から1、2、3、4と
玉を一つずつ増やしていきます。
玉が階段みたいになっているので10の階段と呼ばれます。
上の段から順番に1、2、3…と言いながら
玉をその数だけ左に動かして10段作りましょう。

10の合成
最後一番下まで並べたところで一段目に戻り
10の合成をします。
『1と9で10』と言いながら玉を中央に寄せます。


次の段は「2と8で10」「3と7で10…」と
言いながら各段とも真ん中に玉を集めます。
最後はこんな風になります。

10の分解
10の階段から真ん中に集めて合成したら
次は10の分解をします。

10の階段の最初の状態に戻します。
『10は1と9』と言いならが一番上の段から
玉を左右に分解します。

10の階段は10の合成と分解を理解するのに役立ちます。


10の階段を作ることで
小学1年生で出てくるさくらんぼ計算の地固めをすることができます。

さくらんぼ計算は15年位前から始まった指導法なので
知らない親御さんも多いかもしれません。
今はこれがスタンダードのようです。
100玉そろばんの使い方を知って幼児期から数の感覚をつけよう

①1飛びで1つずつ数える
②10飛びで100まで数える
③5飛びで100まで数える
④2飛びで数える
⑤10の階段と10の合成・分解をセットで数える
この5ステップでだいぶ算数の素地が養われます。
慣れれば5ステップするのに3分あれば終わります。
特に10の合成と分解の練習を何度もすれば
足し算・引き算をする時に頭の中で
10の組み合わせが浮かび上がりますよ。

幼稚園児がいる親御さんは
一緒に始めてみませんか?
おすすめはトモエの100玉そろばん一択です!
(理由はこちら)
算数に特化したタブレットもあるよ

数に親しみ中の我が家の年長・年少ですが
算数に特化したタブレット教材である
RISUきっずを使っています。

年中・年長さんを対象にした教材ですが
数の概念・足し算・引き算・時計の読みなど
小学1年生で習う算数の内容を
イラストと動画で説明しています。

トモエの100玉そろばんを使いながら
年長の娘は足し算・引き算をしています。
スモールステップで問題がたくさんあるので
取り組みやすいです。
これは別に先取り教育を進めるわけではなく
あくまでも子どもがやってみたい!と思った方向けです。
もし算数に興味のある方はこちらをどうぞ。
\算数もいいけど国語もね/