年長さんの勉強って何をすればいいの?
小学校入学までにどこまで勉強しておけばいいのか知りたい!
このような疑問にお答えします。
我が家の娘は現在年長さんで
あと半年もすれば小学一年生です。
小学校に入って勉強についていけるか心配な親御さんも多いかと思いますが
就学前に気になることと言えば
年長さんまでにどこまで勉強しておけばいいのか
ですよね。
ネットや教育書などを見れば
『小学校入学までに◯◯は完璧に』など
親御さんにプレッシャーのある文言が並んでいたり
幼稚園によって先取り学習する所とそうでないところがあったりして
不安になることもあったりします。
この記事では小学一年生の担任経験もある
現役の教員である夫の意見を参考に
年長さんの勉強はここまでやろうと決めた
我が家の最低限のラインを紹介します。
教員が普段思っていても
公には言えないことまでぶっちゃけているので
年長までのお子さんがいる方はご覧下さい。
※小学校受験をせず公立小学校に進学することを想定してお話しています。
小学一年生の教科には何がある?
まずは小学一年生の教科に何があるのか確認してみましょう。
小学一年生で勉強する教科は
があります。
以下では年長までに学習しておくと効果的な
国語と算数に焦点を当てて紹介します。
夫にインタビュー形式で聞いてみました。
年長の勉強準備①国語のひらがな・カタカナはどこまで?
小学一年生の国語の主な学習内容は
といったものです。
疑問①年長さんでひらがなは読めるようになっておくべき?
小学校入学前の年長さんの勉強で
ひらがなの読みは必須なのかどうか聞いてみました。
教員
ぶっちゃけるとひらがなは全部読めた方がいい
ひらがなが読めるということは
それだけ文字に対する興味関心があって
学習の素地ができているということです。
聞くとひらがなやカタカナの読み書きは
ほとんどの家庭で予習してきているようです。
字の読み書きはできる子とできない子の差が激しく
字に触れてこなかった子は読むのも書くのも苦労し
最終的には「自分は書くのが遅い」や
「自分は字を読めない」といった劣等感を抱きます。
特に音読時は文字学習の差が一目瞭然のようで
習得がゆっくりな子は自信を持って読めないようです。
学習の基礎となる文字が読めないと
全ての教科にひびくよ
ひらがなは読めた方が絶対いい!
なるほど。
ひらがなの読みは必須と。
疑問②年長さんでひらがなは書けるようになっておくべき?
ではひらがな書きはどうでしょうか。
必須ではないけれど
自分の名前は書けるようになった方がいいね。
小学一年生は配布物もたくさんあるので
自分の名前を書く機会も多いようです。
ちなみに字が書けない子供たちに
どうやって必要事項を伝達しているのか聞くと
小学一年生は学年便りやクラス便りで
日課表と持ってくるものを表記しているようです。
国語の時間にひらがなを習って練習を繰り返してから
連絡帳に書く練習をして
だんだんとお便りに書く量が少なくなるようです。
※各学校や先生方によって方針は多少異なります。
疑問③年長さんでカタカナは読み書きできるようになっておくべき?
ではカタカナの読み書きはどうでしょうか。
カタカナも読み書きできた方が良いけど
正直、ひらがなを読み書きできる能力のある子なら
カタカナも簡単に覚えられると思うよ
それだけ文字に対する興味関心があって
学習の素地があるということだから。
たしかに
ここで一つ私が気になったのは
カタカナはいつ習うのか?ということです。
カタカナは漢字のように学年ごとに決まっているわけではなく
2年間を通じて習得するということらしいです。
教科書にもよるけれど
「サラダでげんき」というお話で
カタカナがはじめて出てきたよ
ひらがなが全部できて余力があれば
カタカナに触れるくらいでOKだよ
ひらがなと漢字の学習については教科書によって多少異なりますが
4月 | ひらがな |
5〜6月 | 拗音・長音・促音 |
7月 | 助詞など |
9月以降 | 漢字 |
というように学習が進みます。
年長さんで時間がある今のうちに
ゆっくりでいいからひらがなの読み書きを進めていきたいですね。
年長の勉強準備②算数はどこまで学習すればいい?
では次に算数はどこまで勉強しておけばいいのでしょうか。
小学一年生の算数の主な学習内容は
といったものがあります。
算数はたくさん項目があるので
気になるものをピックアップして聞いてみました。
疑問④年長さんの算数の勉強って何から始めたらいいの?
まず最初は1から100までの数が数えられたら十分だよ。
数の感覚を作っておくことが大切かな
数のポスターを貼って一緒に数えたり
お風呂で数唱するなどしておくと効果的らしいです。
1から順唱するだけでなく逆唱もしておくのもいいですね。
一学期の最初は
を重要視しているようです。
疑問⑤年長さんの足し算・引き算の勉強はどこまでしたらいい?
では家庭でどこまで教えたらいいのか判断が難しい
足し算・引き算はどうでしょうか。
教科書によって多少異なりますが
4~5月 | 10までの数、いくつといくつ、何番目 |
6月 | 10までの足し算 |
7月 | 10までの引き算 |
9月以降 | くり上がり・くり下がりのある計算 |
という流れで学習します。
足し算・引き算も年長さんで
やっておいた方がいいの?
10までの足し算・引き算が
できていたら十分かな。
聞くと今はさくらんぼ計算といって
繰り上がりや繰り下がりの問題は
親が昔習ったやり方とは異なる指導法で教えているので
我流で教えていると子供が混乱してしまうこともあるようです。
さくらんぼ計算…
確かに私たちが子供の頃はなかった
年長さんのうちから数の感覚を
養っておくといいね
100玉そろばんを使うと簡単だよ
100玉そろばんを使うと数の概念はもちろん、
足し算引き算の時に基礎となる
数の合成・分解がぐんと理解しやすくなります。
算数は6年間の土台となる要の部分なので
一年生でつまづくとその後ずっと影響します。
まずは基礎力を大切に繰り返し取り組みたいですね。
そして今の算数の教科書は昔より文章題が増えているので
正確に文章を読み解く力も必要になります。
教科書以外での家族のコミュニケーションの中でも
体験しておくことも大切なようです。
指折りしながらでもいいから
計算の経験を持つことがあったらいいね。
「合わせていくつ」とか
「減ったらいくつ」という
生活経験を持つことが大事かな。
おやつを数を決めて分けっこしてみたり
ブロックや人形などといったおもちゃを数えたりなど
子供と一緒に数を意識しながら生活に算数を取り入れていきたいですね。
疑問⑥年長さんの時計学習は?
一年生の算数でも時計を教えますが
年長さんのうちから読めた方が良いです!
時計が読めるということは時間の見通しがつき
自分で行動を判断することにつながります。
幼稚園と違って小学校では時計を見て
自分で時間に合わせた行動をすることが増えます。
算数の教科書では◯時や◯時半などという項目を扱いますが
実際の学校生活では8時40分から一時間目や15分休憩など
算数の時間で習うよりも前に時計の読みが必要になることが多いです。
時計が読めない子供たちに
どうやって時間の指示を出しているの?
時計学習をする前の子供たちには
「長い針が3になるまでにしようね」などの声かけをするよ
でもまぁ時計が読めていた方が
時間の感覚を掴みやすいよね。
「◯時までにご飯を食べよう」や
「◯時までは遊びタイム」など
年長さんのうちから時間を意識した
時計の読みを始めておきたいですね。
【年長の勉強はどこまで?】入学までに学習しておきたいことまとめ
年長さんのうちに勉強しておきたいことをまとめます。
【国語】
【算数】
「一年生でみんな習うから大丈夫」
「学校で習うから家でやらなくていいでしょ」
そう考えるご家庭があるかもしれませんが
基礎が何もない状態で学校に任せてもダメです。
夫に聞くと「家庭が先回りして子供のために
力をつけておくと子供が苦労しなくて済む」
ということでした。
小学一年生でみんな同じスタートラインと思っても
実際は家庭で教育しているかどうかで
実質1年分くらいの開きがあると感じているようです。
6歳までの家庭での育成力の差は大きく
低学年でその差が埋まればよいですが
実際は学年が上がるごとにその差が広がることが多いようです。
授業では習うことはできるけれど
低学年で学習が定着するかどうかは
結局は家庭の教育力によるところが大きいよね…。
小学校が楽しいと思えるかどうかは
子供がいかに劣等感を持たずに
学習の楽しさに気づくかによります。
先取り学習を絶対しなさい!というわけではなく
あくまで子供に学校生活を楽しんでもらうために
親としてできることをやっておきたいという思いで
今回の記事を書きました。
この記事を見ている親御さんは
教育に熱心な方が多いと思うので
もうすでにやっているよ?という方もいるかもしれません。
お子さんが学習に興味がある場合は
どんどん先取りして構いません。
楽しい小学校生活がスタートできるように
お子さんに無理のない範囲で
年長さんのうちから準備していきたいですね。
我が家は娘と話し合って計画表を作りました。
幼稚園が終わって帰ってきてから寝るまで
運動・学び・遊びをバランスよく取り入れています。
【年長の勉強はどこまで?】基礎を確実に押さえたい方へ
年長さんの学習として国語や算数を見てきましたが
これら全てを順序立てて教えるのは大変です。
プリントや知育教材を準備するのは
意外と時間も手間もかかりますよね。
我が家では幼児ポピーを使って学習しています。
こどもの各発達段階に応じた
基礎力の定着メインの教材になっています。
年長さんではひらがなや数字の学習はもちろん
プログラミング学習やお金の学習など
多岐に渡った内容になっています。
1月号からは入学準備号として
小学校生活をイメージした付録教材も多数あります。
こどもちゃれんじやZ会などの
他の幼児教材が月2000円以上するのに対して
月980円からと手軽に始められるのが良い所です。
(年中・年長は1100円)
ちなみに私の幼稚園の同僚の先生も
幼児ポピーを選んでいました。
ポピーは実は隠れた名教材なんです。
幼児ポピーは無料でもらえるワークもあるので
まだもらっていない人は要チェックです。
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