子どもの英語は何歳から始めたらいいの?
おうち英語の詳しい進め方が知りたい!
ちいこ
おうち英語で参考になる本を
要点をまとめて紹介します!
子供とおうち英語を始める方が多い昨今。
周りがやっているから自分もとりあえず…
という方もいるのではないでしょうか。
しかし我流ではいつか壁に当たります。
子供が英語嫌いになってしまったり
遠回りな方法を選んでしてしまったり…。
せっかくおうち英語を始めるならば
そんな失敗はしたくありませんよね。
この記事では
論理的な学術データに基づいた
子ども向け英語学習の進め方がわかる
おすすめの専門書を紹介しています。
私は元英語教員で現在は幼稚園で
英語を話す子を担当していますが
私の理想とする『おうち英語』に
当てはまる本だけ載せています。
以下では共感した点や参考になる点を
箇条書きにしてまとめています。
お子さんを英語育児で育てたい方や
おうち英語の進め方に不安がある方、
おうち英語のゴールが定っていない方は
参考までにご覧ください。
子供おうち英語の参考書①ほんとうに頭がよくなる世界最高の子ども英語
著者とプロフィール
『ほんとうに頭がよくなる世界最高の子ども英語』はどんな内容?
パート1では言語習得のメカニズムの
研究成果を踏まえ英語を身につけるための
常識や考え方について。
パート2では何からどの順番がベストなのか
具体的な教材を紹介。
『ほんとうに頭がよくなる世界最高の子ども英語』で特に印象に残ったこと
言語能力の国際的な評価ガイドラインであるCEFR(セファール)の基準
レベル | 基準 | 英検 |
C2 | ほぼ全ての話題を用意に理解し、その内容を理論的に再構成して、ごく細かいニュアンスまで表現できる | ー |
C1 | 広範で複雑な話題を理解して、目的に合った適切な言葉を使い、理論的な主張や議論を組み立てることができる | 1級 |
B2 | 社会生活での幅広い話題について自然に会話ができ、明確かつ詳細に自分の意見を表現できる | 準1級 |
B1 | 社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を簡単に説明できる | 2級 |
A2 | 日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができる | 準2級 |
A1 | 日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやりとりができる | 3〜4級 |
A0 | ごく簡単な表現を聞き取れて、基本的な語句で自分の名前や気持ちを伝えることができる | 5級 |
3歳から18歳までの子ども英語のロードマップが
SLA(第二言語習得)の理論に基づいた方法で
たくさん紹介されています。
フォニックスの導入やピクチャーディクショナリーの
活用のほか、英語を楽しむコンテンツが多数
載っています。
英語が話せるだけで終わらない
『世界で通用する人』を育てるという
姿勢に感銘を受けました。
また、年齢に応じた学習方法を提唱しているので
お子さんがもう小学生で乳幼児期に
おうち英語を始められなかったという方にも
何をしたら良いのかの指針が載っているので
価値のある一冊になっています。
子どもの成長と共に手元に置いて内容を
再確認したくなる本です。
子供おうち英語の参考書②世界で活躍する子の英語力の育て方
著者とプロフィール
『世界で活躍する子の英語力の育て方』はどんな内容?
世界との英語格差の紹介
英語を学習するメリット7つ
子ども英語教育でよくある間違い7つ
英語教育を成功させる3つの目標
家庭学習でCEFR B2レベルを目指す具体的な方法
0歳から13歳以上までの年齢別の環境作り
よくあるQ&Aを紹介
『世界で活躍する子の英語力の育て方』で特に印象に残ったこと
第3章の子ども英語教育でよくある間違い7つが
とても興味深かったです。
英語が得意な親こそ読むべき内容でした。
また、2〜3歳、4〜5歳、6歳以上からと
各年齢ごとに英語をスタートした場合の
フォニックス、サイトワーズ、
リーディングフルエンシー(本を読む力)の
学習目安が載っているので、どのご家庭でも
参考になるのではないかと感じました。
第5章ではフォニックスの方法や
サイトワーズ頻出100単語、
リーディングフルエンシーをつけるための
多読のおすすめ本の紹介などが掲載されていました。
娘は現在小学1年生ですが
小学生の英語は細く長くの精神が必要
という一文に首がもげるほど
共感しました。
巻末にある英語教育に関するQ&Aは
53もあるのでとても参考になります。
子供おうち英語の参考書③子どもの未来を広げる「おやこえいご」
著者とプロフィール
『子どもの未来を広げるおやこえいご』はどんな内容?
親子英語の定義と進め方について
動画を使った親子英語について
英語教室の活用について
月齢別・年齢別のおやこ英語の進め方
よくあるQ&Aを紹介
『子どもの未来を広げるおやこえいご』で特に印象に残ったこと
18歳までに無理なく無駄なく子どもを
バイリンガルにする方法を提唱していて
実際に小田さんのお子さん二人は成人して
バイリンガルになっているという成功例も
説得力を増しています。
第2章で扱う『おやこえいごの経済学』では
お金の貯めどきや使いどきが紹介されています。
本当に将来子どもに必要な時に
お金をかけられるよう
幼児期はお金を賢く使うという
姿勢に共感しました。
Q&Aでは幼児英語のセット教材を買うべきかについて
はっきりと反対だと書いてありました。
今では無料で質の高いものもたくさんあるので
それを利用しない手はないという考えだそうです。
(我が家もこの意見には賛成です。)
幼児期は無料のコンテンツや低価格でできる
子どもの興味関心にあった内容選びが大事だと感じています。
第4章は幼児英語教室の選び方について書いてあるので
これから英語教室に入ることを考えている方は参考になります。
また、0歳〜1歳半、1歳半〜幼稚園前など
月齢ごとの詳しい英語の遊び方が載っているので
お子さんがまだ小さい方にもおすすめです。
おうち英語のゴールや方法に迷ったら専門書を読んでみよう
多分この記事を読んでいる方は子供と向き合って
おうち英語をしている方が多いと思います。
しかし熱心であるからこそ、おうち英語に関する
周囲の声が気になることもあるかと思います。
・高額な英語教材を買った方がいいのではないか
・早いうちから英会話教室に行った方がいいのではないか
・幼児のうちから英検を取得させた方がいいのではないか
これらは全てかつての私が気になったことです。
周囲の声に迷うこともあるかもしれませんが
各家庭でのゴールを明確にすることで
それらは気にならなくなります。
この3冊を読むとおうち英語のゴールはどこなのか
着地点を見つけるヒントになるかもしれません。
ちなみに我が家のおうち英語の目標は
英語を子どもの自己実現の手段の
一つにすることです。
そのための教材選びや英会話の機会など
選択肢が多数ありますが、お金は有限なので
できるだけ低コストで進めるつもりです。
先ほどの3冊には無料の動画やサイトなども
多数載っているので参考になります。
まだまだ始まったばかりのおうち英語ですが
子どもと共に学びながら楽しみながら
十数年後に成功させたいと思います。
果てしなく遠いですが千里の道も一歩からですね。
それぞれのゴールに向かって
お互いおうち英語を楽しみましょう!