この記事では小さい子どもでも
数の概念を理解するのにぴったりな
100玉そろばんについて紹介しています。
100玉そろばん?いらないでしょ
ただ玉が並んでるだけだし。
ブロックとか手作りとか
他のもので代用できるんじゃない?
そう思っている方は100玉そろばんの効果と
正しい使い方を知らない可能性が高いです。
小学1年生から算数を習いますが
幼児期から数には親しんでおきたいところですよね。
数の教育を家庭でしておくかどうかは
小学校に入ってからの算数の理解度に
雲泥の差が出てきます。
そこで家庭で数の教育をするときに便利なのが
100玉そろばんです。
この記事では驚くべき100玉そろばんの効果と
おすすめの100玉そろばんを紹介します。
足し算で手や指を使うお子さんや
小学1年生以下のお子さんがいる方、
100玉そろばんのことをよく知らない方は
ぜひご覧ください。
この記事を読んだらきっと価値観が変わりますよ。
小学校教員である夫の小話も載せています
100玉そろばんとは?
100玉そろばんとは読んで字のごとく
100個の玉が並んでいるそろばんのことです。
普通のそろばんと違うのは5の玉がなく
一列が10の玉になっていることです。
小学1年生や低学年、幼稚園の子ども向きに
数を教えやすいように作られています。
100玉そろばんが幼児や小学1年生の算数におすすめな理由
小学1年生の算数の時間に使うのは
かずのブロックと呼ばれるブロックです。
小学1年生で購入するさんすうせっとの中に大体入っています。
20個のブロックを使って算数の授業で
数の概念を学習したり足し算・引き算を学習します。
しかし数の概念や足し算・引き算を学ぶなら
算数ブロックよりも100玉そろばんをおすすめします。
特に小学1年生といった低学年や幼稚園児には
100玉そろばんがおすすめです。
100玉そろばんが幼児や小学1年生の算数にオススメな理由①数が多い
1年生で使うブロックは数が20まで
多くてもせいぜい40までです。
しかし100玉そろばんは100まであります。
数字の基本となる1、10、100といったまとまりを視覚的に理解しやすいです。
100玉そろばんが幼児や小学1年生の算数にオススメな理由②数の学習に集中できる
子供は手先が不器用です。
ブロックを使って数を数えようとしても
ブロックを動かす方に意識が集中してしまい
肝心の数を忘れてしまいます。
子どもはワーキングメモリが少ないので
同時に多くのことができません
100玉そろばんは玉が外れることがないので
作業ではなく数の方に意識を集中することができます。
ひと時間あたりの練習量を多く確保できるので
数の習得に集中することができます。
家でブロックやマグネットなどの
他のもので代用する人もいるかと思いますが
練習量を増やしたいなら100玉そろばんです。
100玉そろばんの効果(良いところ)
100玉そろばんには大きく分けて3つの効果があります。
100玉そろばんの効果①数の感覚がわかる
計算する時に大事な数の感覚を
実際に玉を動かしながら身につけることができます。
1、10、100といった10進法を感覚的に学べます。
100玉そろばんの効果②10の合成や分解が理解できる
10の合成・分解とは10が何と何でできているかというものです。
2桁以上の足し算や引き算をするときに
10の合成・分解が瞬間的にできないといけません。
10の数の合成とは
1と9で10
2と8で10といったように
何と何を組み合わせたら10になるかというものです。
10の数の分解とは
10は1と9
10は2と8といったように
10が何と何で組み合わせてあるかというものです。
足し算・引き算をする前提として
10の合成・分解の練習をして
瞬間的にひらめく感覚を身につけます。
100玉そろばんの効果③足し算や引き算が理解できる
10の感覚が身につくことで足し算や引き算の学習のときに
苦労せずに理解することができます。
ここで10の感覚を身につけておくと
足し算や引き算の時に手を使って
数えることもなくなります。
小学1年生で出るさくらんぼ計算でも
必要になる力ですね
100玉そろばんはとても効果的なのですが
小学校によっては使ってないところもあります。
なぜなのか気になって小学校教員の夫に聞いてみました。
教員の夫
学校は変化を嫌う人もいるからね
教科書もブロックで出てくるし
伝統的に使っているんじゃないかな
自分なら低学年の算数の導入には
必ず100玉そろばんを使うけどね
なるほど。
効果はあるのに踏み切らない。
まさに学校といった感じです。
じゃあ学校でやらないなら家でやってしまおう!
というわけでおすすめの100玉そろばんを見てみましょう。
100玉そろばんのおすすめは?
100玉そろばんの効果がわかったところで
おすすめはどれでしょうか。
100玉そろばんにはカラフルなものや
玉が120個並んでいるものも売られています。
IKEAの100玉そろばんとか
くもんの玉そろばん120とか
Hape(ハペ)のアバカスとか。
どれもかわいいな〜とは思いますが
インテリアとしてではなく
本気で算数の学習のために買うなら
トモエの100玉そろばん一択です!
小学校教員である夫と確認しましたが
「トモエ以外考えられない」ということでした。
100玉そろばんの老舗であるトモエの100玉そろばんは
他社と大きく違う点があります。
100玉そろばんおすすめはトモエ一択の理由①2色の色分け
トモエの100玉そろばんは赤と黄色の2色で色分けされています。
算数の基本となる10の塊が
赤色5つと黄色5つで構成されていることで
合計が視覚的に判断しやすいです。
例えば7を見たときに
赤5つと黄2つですぐに7だとわかります。
これは5のかたまりを意識しやすい配色のためです。
これが一列すべて同じ色だととっさにはわかりません。
一列すべて同じ色の100玉そろばんはカラフルなだけで
算数における視覚的な効果は期待できません。
トモエの100玉そろばんは10だけではなく
100の合成にも50ずつ色分けをしています。
2色の色分けで視覚的に判断しやすいのが
トモエの100玉そろばんの大きな特徴です。
100玉そろばんおすすめはトモエ一択の理由②数字が書かれていない
トモエの100玉そろばんには数字が書かれていません。
頭の中にイメージを作ることができるので
そろばんに数字が書かれている必要がないからです。
玉を視覚的に理解するときに
後ろに数字が書いてあると情報過多です。
トモエの100玉そろばんは数字がないので
シンプルな見た目になり
玉数に意識を集中させることができます。
100玉そろばんおすすめはトモエ一択の理由③使いやすさと耐久性
トモエの100玉そろばんは木でできているので
温もりを感じることができ手触りも良いです。
横に取っ手がついているので持ち運びしやすく
フックに掛けて収納することも可能です。
高さは25cmくらいで教科書と同じサイズです。
我が家で使っているトモエの100玉そろばんは
買ってから10年経過していますが
玉が欠けたり壊れることもなく使えています。
耐久性も二重丸です。
100玉そろばんの本を一緒に使うと
さらに効果的に学習できますね。
ちなみに小学校教員の夫は自費で
トモエの教師用の100玉そろばんを買っています。
低学年を担任してないので家に置いています。
家庭用と比べるとめちゃくちゃでかい(笑)
100玉そろばんの効果とおすすめまとめ
トモエの100玉そろばんを使えば
『足し算で手を使わないとできない』と
いうような状態を回避できます。
赤ちゃんの時は玉を転がして手先を刺激し
幼稚園児やお子さんが数に興味が出てきたら
本格的に使い始めるといいですね。
小さなお子さんがいる方は
一緒に始めてみませんか?
算数の基礎を磨くならタブレットを併用するのもあり!
現在、年長と年少の我が子は数に興味が出て
算数タブレット教材のRISUきっずを体験中です。
100玉そろばんと合わせて使うとさらに効果的です。
詳しい体験談はこちら。
1週間のお試し期間もあるようなので
算数に興味のある方はチェックしてみてくださいね。
→RISUきっずを見てみる